検索結果のtitleが25文字に!?Googleが新しい検索結果を一部テスト中
2014年03月12日
SEO

Googleは、部分的に限定した一部のブラウザ(もしくはユーザー)を対象に新しい検索結果をテスト中のようです。広告枠のデザインが変更された、フォントが大きくなり視認性が高まった、title下に青の下線表示が消えたなどわかりやすい変更もありますが、SEO要素として重要な変更が見受けられました。

  1. titleが25文字以上で文章を省略するように変更
  2. 記号で文章を分割するように変更
  3. このテスト変更が実装された時の注意

titleが25文字以上で文章を省略するように変更

こちらは、大きなフォントに変更したことによる影響の1つかもしれませんが、今まではtitleに使用されているテキストが32文字を超過すると、32文字(もしくはそれ以前で区切れる文字数)で検索結果には「…」表示で文章が切れてしまいました。それが、現在テスト中と思われる新しい検索結果では25文字前後で「…」に変更されています。

変更前 検索結果
変更後 検索結果

上部キャプチャにて、自然検索1位に表示されている「Yahoo!不動産」はtitleに32文字以内の文章を設定しているのですが、一部テスト変更中の新しい検索結果では見事に「…」表示で、文章を区切られてしまっています。

記号で文章を分割するように変更

そしてもう1つのtitleにおける重要な変更内容として、文章で区切る箇所の目安として記号箇所が使用されていることが確認できました。

変更前 検索結果
変更後 検索結果

上の<変更前 検索結果キャプチャ2>と<変更後 検索結果キャプチャ2>を比較していただくとわかるかと思いますが、「@」「、」「【」を基点に文章が区切られているように見えます。これらの記号以外には、「|」「・」「(」「」」「-」など、今までtitleに頻繁に使用されていた記号においても、基点として文章が区切られているサイトを確認することができました。

このテスト変更が実装された時の注意

この検索結果はテスト中とはいえ、比較的大規模なユーザーを対象にテストを行っているように見えますので、現在の検索結果に実装される可能性も少なからず存在します。その際は、以下に注意しなくてはなりません。

  • titleに使用する文字数は25文字以内にする
  • 25文字を超過する場合は、記号の位置に注意する

先程の例では、25文字を超過するとtitleが省略されることと、記号を基点に文章が分割省略されてしまうことを取り上げました。注意しなければいけないのが、その2つのルールが同時に適用されるケースになります。

変更前 検索結果
変更後 検索結果

上の<変更前 検索結果キャプチャ3>に表示されている「野村不動産アーバンネット」様のサイトに使用されているtitleは、32文字以内で、変更前の検索結果においては問題なく表示されています。それが変更後になると「不動産・住宅情報なら…」と表示されてしまっています。こちらは、先程のルールから、「titleに25文字以上の文字数が使用」と、「記号を基点に文章を分割省略」が適用されているのですが、重要なのは「25文字以上使用されたtitleで、25文字以内の文末から最初に使用している記号で文章が省略分割」という点になります。
「野村不動産アーバンネット」様のサイトTOPページに使用されているtitleテキストは、「不動産・住宅なら-ノムコムby野村不動産アーバンネット」となり、25文字以内の文末から最初に使用されている記号は「-」となります。よって、変更後では「不動産・住宅なら-」と文章を分割省略されてしまっているのではないかと推測することができます。 「野村不動産アーバンネット」様のサイト以外においてもこのルールは統一されているように見受けられ、上に紹介した変更後の検索結果キャプチャにて確認することが可能です。

<変更後 検索結果キャプチャ3>に表示されているHome’s様のサイトタイトルにはbタグが使用されておらず、サイトTOPページにbタグが使用されていることも確認できないことから、Google側のバグと推測することができる現象も見られるテスト変更のようです。このような状態では、まだまだ本番環境への実装まで時間がかかる、もしくはテストのみで本番環境へは反映しないという可能性もあります。ただし、Googleがなぜこのような変更を行おうとしているのかを考えておくことも大切かと思われます。