Twitterはどうやって男女を見分けるのか?:性別ターゲティング広告が可能に。
2012年10月30日
ライター:Mat McGee

※この記事はMarketing Landの許諾を得て、以下の記事を翻訳したものです。
Twitter Launches Gender Targeting For Advertisers

Twitterを利用する広告主は、性別ターゲティングを使ったプロモーションができるようになった。現在すでに提供されているモバイルデバイス別、地域別、興味別のターゲティングのオプション機能にこの性別ターゲティングが追加された。

Twitterのアカウント設定には、ユーザーが女性か男性かを、明確に示す場所はどこにもないので、性別ターゲティングは少し奇異に聞こえるかもしれないが、この新しいターゲティング機能を支える技術は優秀であると、Twitterは自信を見せている。(日本語版ブログはこちら

興味を基盤にしたターゲティングのアプローチと同様に、ユーザーのハンドル名、フォローしているアカウントなど、ユーザーがTwitter上で公開している情報を取り出すことで、私達は性別を判断できます。私達はこの手法に非常に自信を持っています。被験者を使った実験では、その精度は90%以上であることが判明しました。私達が性別を確実に推測できないアカウントについては、私達は無理に男女に振り分けることはしません。また、性別があいまいなユーザーを性別ターゲティングオプションの対象とはしません。

最後の一行はとても興味深い。クリス、テリー、パットという性別の判断がつかない名前を持つ人々は、性別ターゲティング広告を目にしないということなのかもしれない。

しかし、彼らも目にするかもしれない。

Twitterのデータサイエンティストで、この新しい性別ターゲティングの、開発を主導したEdwin Chen氏は、26日付のツイートで、Twitterが、過去のハンドル名やユーザーがフォローしているアカウントをチェックしているかもしれないことを暗に示唆した。私達が投稿するツイートの内容によって、男子と女子を区別することが可能であるというのだ。
例えば、「おなかいたーい」は一般的に女子の言い回しであり、「すげぇ!」は一般的に男子が使う言葉であるとしている。

女性
  • おなかいたーい
  • 私ってばイヤな女ね
  • 仲良しに近況報告!
  • 子犬がほしい!
  • ネイル処理しなきゃ。
  • おなか痛い。
  • いらいらする。
  • 彼はすごく優しい。
  • 髪の毛がいい匂い。
  • 外がとてもきれい。
  • ショッピングに行きた~い。
  • 彼といると笑顔になるの。
  • ヴァンパイア・ダイアリーズ!
  • スタバ飲みたい。
  • もらしそうなくらい。
  • 胸がはちきれそう。
男性
  • すげぇ!
  • 分かるよ、それ。
  • ひでぇ。
  • 木曜の夜はフットボールだぜ!
  • ジムで筋肉鍛えないと。
  • お前もな。

性別ターゲティングが全広告主たちに提供されているのか定かではない。私の広告ダッシュボードにはそのオプションはない。さらに、提供されて数カ月たつのに、興味ターゲティングのオプションも表示されない。もしかすると、私はフル装備の広告アカウントを持っていないのかもしれないが。